令和の子供のお金事情
『最近の子は裕福になった。』
この仕事を始めてから、こう思うことが増えた。
街を歩けば、男子高校生はママチャリではなくクロスバイクを乗っている子が目立つし、友達と焼肉に行ったという話も生徒からよく聞く。
そこで、本当に裕福になっているのかどうか
実情を調べてみることにした。
目次
- 1 お小遣い額の推移
- 2 都道府県ごとの違い
- 3 お金と教育
1 お小遣い額の推移
引用 http://www.garbagenews.net/archives/1996742.html
お小遣い額の平均額だが、予想に反してこの30年ではほとんど変化がなかった。
直近の2〜3年でなぜか急激に増加しているが、すぐに元の額に戻っているため
どうやら、裕福になったと思っているのは私の思い過ごしのようだ。
2 都道府県ごとの違い
だが、東京に住むようになってから、明らかに子供の羽振りが良いように感じる。
もしかしたら、住む場所によって異なってくるのでは?と思い、都道府県ごとのお小遣い額を調べてみることにした。
以下のサイトに47都道府県の小学生のお小遣い平均額が載っていたので
そちらを参考にする。
https://47life.fukoku-life.co.jp/feature/1579/#47
【5月5日はこどもの日】47都道府県、小学生のお小遣いはいくら? | あなたの地域のお金情報 ~よんななライフ~47life.fukoku-life.co.jp
こちらのサイトを参考にすると
お小遣い額のトップ5とワースト5は以下の県となる。
【お小遣い額 トップ5】
第1位 青森県 2,662円
第2位 東京都 2,545円
第3位 徳島県 2,000円
第4位 埼玉県 1,925円
第5位 山口県 1,865円
【お小遣い額 ワースト5】
第43位 北海道 925円
第44位 宮崎県 864円
第44位 岩手県 864円
第46位 香川県 773円
第47位 佐賀県 725円
このような結果となった。
ギリギリランクインしていないが、私の地元の山梨県は第41位であった。
これを見ると最下位の佐賀県と一番お小遣いをもらっている青森県とでは
2〜3倍の違いがあり驚いた。
どうやら、私が東京に来て感じた『裕福な子どもが増えた。』という印象は、時代によるものではなく居住地によることが大きいようだ。
ちなみに、なぜ青森県の子供はこんなにお金を貰っているのだろう?
一体何にお金を使っているのだろうか。。。。。?
青森出身の方がいましたら、コメントください。
3 お金と教育
2022年より、高校にて金融教育の授業が始まった。
若い人も金融について学ぶのはとても良いことだと思うが
一口に『お金の教育』と言っても大雑把で
何を勉強するべきなのかイマイチ見えてこない。
そもそも、世間ではどのような金融教育をのぞんでいるのだろうか。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000057383.html
『子供にどんな金銭教育を受けさせたいですか?』という質問に対して
1 お金の大切さ 70.9%
2 お金を稼ぐ大変さ 63.7%
3 お金の使い方 61.2%
これらが上位に位置している。
では、どうしたらお金を大切さを学べるだろうか?
個人的には我慢を覚えることが大切だと思う。
お金の大切さを知るということは、言い換えると
お金は限りあるものだと実感することである。
限りあるものに対しては、大切に扱う意識が芽生えるからである。
それゆえに、時には感情をコントロールして我慢をする。
という経験が子供には重要になってくるのではないかと個人的には思っている。
しかし、本当にもっと大切なことは
我慢を我慢として認識させないことだと思っている。
つまり、生活水準をむやみに上げず
程よく貧相な状態をスタンダードとして生きていく方が
そもそも、我慢をしている認識すら出てこなくなり
幸せなのではないかと私は思う。
ひろゆきが好きな名言『舌を肥やすな、飯がマズくなる』20万部を突破した、ひろゆき氏の『1%の努力』。現在、パリで余生のような生活を送り、YouTubeやテレビでも大人気のひろdiamond.jp
ひろゆきさんの名言の中に
『舌を肥やすな、飯がマズくなる』
という言葉があるが、この言葉もそれを表している。
さらには昔、あたしんちという漫画の中で
こんな場面があった
(恐らく母はここまで考えていないだろうが)この考えも共感できる。
みなさんはどう思いますか?