ジュクサガス

3000円
\ 完全無料!かんたん1分 /
この塾に資料請求する
キープ
オンライン学習塾 夏風
無料で資料を請求する

部活動に入らないと成績が下がる!?

『部活が大変で勉強できない。』

こんな言葉を耳にすることが多いが
果たして本当にそうだろうか?

生徒を見ている肌感としては、部活と成績にはあまり相関がないような印象を受ける。そこで、今回は部活と成績について調べてみることにした。

 

目次

  1. 1 部活の時間と成績の関係
  2. 2 令和時代、一番人気なのは○○部
  3. 3 もし生徒に
  4.   『勉強に専念したいので部活を辞めたい』
  5.   と言われたら、なんと答えるのが正解?

1 部活の時間と成績の関係

 

画像

引用:リセマム 【全国学力テスト】部活時間と正答率に相関、部活「まったくしない」は最低

平成29年と少し古いが、このデータを参考にすると
ほとんどの教科で『部活を全くしない』生徒の成績が一番低いことがわかる。
そこから部活動の時間と比例して成績も伸びていき
部活時間が1〜2時間の層で一番成績が高くなっている。

それ以上の時間を部活に費やすと少しずつ成績は下がっていき
3時間を超えると、部活を全くしない層と同じくらいの成績にまで下がっていく。

一番成績が高かったのが1〜2時間が部活時間の層であったが
この部活時間はだいたい平均的な活動時間である。
また部活を3時間以上行うと成績にも影響がでるという結果だが
学校の部活動で3時間以上も行うのは稀だと思うので
この層はあまり気にする必要はないだろう。

 

画像

実際、学習時間と睡眠時間で見ても
部活動の有無ではほとんど変わらない。

どうやら、部活をしているかどうかでは
学習時間と睡眠時間にもほとんど関係がないようだ。

だがしかし、部活に3時間以上費やしている層の成績が低いのは理解できる。
毎日それだけの時間を部活に費やしていたら
帰宅後はもうクタクタで、勉強どころではないだろう。

けれども、部活を全くしない層の成績が低いのは
どうしてなのだろうか?
時間もあるし体力も余っているため
効率よく勉強ができそうなものだが。


これは私の推測だが、おそらくスマホの使用時間との
関係があると思っている。

 

画像

スマホの使用時間と成績に相関があるのは有名な話であるが
実はスマホの使用時間が増えると、長時間勉強しても
なかなか成績が上がらなくなってしまうということも分かっている。

詳しい原因は分かっていないが、理由の一つに
スマホによる脳疲労と考えられているそうだ。

皆さんも経験があると思うが、スマホを長時間使用していると
脳に疲労が溜まったような感覚にならないだろうか。
それが原因で、勉強してもなかなか定着しなくなるというのが
考えられている原因である。

部活がない分浮いた時間を使ってスマホの使用時間が長くなることが
原因の一つではないかと思っている。

 

2 令和時代、一番人気なのは○○部

 

だが最近、こんな調査結果を目にしてしまった。

画像


どうやら、今一番熱いのは『帰宅部』らしい。
私の学生時代からは考えられない結果である。

個人的な意見だが
帰宅して家でスマホをいじっているくらいなら
部活動を通して成長を実感し
仲間と何かに夢中に取り組んでいる方が、よっぽど有意義ではないだろうか?

と思っている私は古い人間なのかもしれない。

 

3 もし生徒に

  『勉強に専念したいので部活を辞めたい』

  と言われたら、なんと答えるのが正解?

 

私は常々、自分の成功体験や主観で生徒に助言することは極力控えるべきだと思っている。なぜなら、自分と生徒は別の人間であり、得意不得意も性格も全く違うため、その助言がその生徒に当てはまるか分からないからである。

私の高校時代の顧問の先生は、『部活を最後まで頑張ったやつほど、受験勉強も頑張り抜くことができる。途中で辞めたやつは受験勉強も中途半端になる。』と豪語していた。

だが一方で、成績が良くない生徒に対して、すぐ部活を辞めるよう促す先生もいた。

どちらが正しいかは分からないが、自分の経験則や成功体験をもとにアドバイスをすると、こうした真逆の主張が横行してしまう。なので、過去のデータや調査結果を踏まえ、その上で自分の経験則や生徒自身の性格などの材料を付け足して結論を出すべきだと思う。

もし生徒が『部活を辞めたい』と言ってきたら、基本的には反対した方が良いと思う。過去のデータからも、部活を辞めることで何かが好転することは少ないように思える。

だがしかし、本当に難関とされる学校を受けるために時間を捻出したいような生徒であれば、それを考慮すべきであろう。また、自分の中に夢中になれることがあって、部活の枠組みがなくても何かに打ち込めるような生徒であれば、もしかしたら部活動は何かの妨げになっているのかもしれない。

そんな、理論と人間味の狭間のような
教育ができたら良いなと思っている。

0
検索項目を選択
現在地から探す
地域から探す
路線・駅から探す
オンライン塾から探す
条件で検索