【立花ゼミ】お城を知ろう【岡山県:備中松山城】
体が動くうちにぜひ行ってみてください。
こんにちは、
尼崎市にある1中学校専門塾、立花ゼミナールです!
みなさんは「現存12天守」をご存じでしょうか。
江戸時代以前から現在まで、
天守閣が保存されている城のことを言います。
いま日本に残っているのは、
弘前城(青森県)
松本城(長野県)
丸岡城(福井県)
犬山城(愛知県)
彦根城(滋賀県)
姫路城(兵庫県)
松江城(島根県)
備中松山城(岡山県)
丸亀城(香川県)
伊予松山城(愛媛県)
宇和島城(愛媛県)
高知城(高知県) ※赤字の城は国宝に指定されています。
の12城のため、
これらのお城は「現存12天守」と呼ばれています。
私自身、まだまだ始めたての趣味なので、
実際に訪れたことがあるのは姫路城と彦根城、
そして今回のタイトルにもある備中松山城の3つだけです。
ということで今回はたどり着くまで非常に大変な、
【備中松山城】をご紹介いたします!
1.どこにあるん?
備中松山城は岡山県 高梁(たかはし)市にあります。
備中松山城は山城のため街中ではなく、
標高約480Mの臥牛山(がぎゅうさん)、その頂上付近に築城されました。
2.どうやって行くん?
車の場合
5合目付近まで自家用車で上がることができます。
そこから8合目まではシャトルバスを利用しましょう。
時期によってバスが運行していない場合がありますが、
その時は8合目まで自家用車で上がることができます。
電車の場合
駅でタクシーに乗りましょう。
8合目まで上がることができます。
路線バスもありますが、バス降車駅が城からかなり離れており、
5合目のシャトルバス乗り場まで上がるのに約30分ほど歩く必要があるので非推奨です。
8合目からは徒歩しかありません。
約20分、登山を楽しみましょう!
3.到着!
猫城主の「さんじゅーろー」がお出迎え。
城は中に入ることができ、
上からの景色は絶景でした。
4.再建の歴史
明治の廃城令の結果、麓にあった邸宅等は取り壊されましたが、
山頂付近にあった天守等は不便なため放置されました。
そして時は流れ、備中松山城の櫓(やぐら)は損壊し、荒廃してしまいました。
昭和初期に、崩壊寸前だった城を救ったのが高梁中学校の歴史教諭・信野友春。
城の歴史的価値を知る信野は、何度も登山して測量を行い、
天守の構造や寸法などの詳細な記録を集めて『備中松山城及其城下』を発刊しました。
この本がきっかけとなり、地元住民が城の修復に向けて「高梁保勝会」を結成。
昭和14(1939)年に「昭和の大改修」によって天守の解体修理と土塀の補修が行われました。
その際、地元の小学生や中学生、女学生などが約2万枚もの瓦を山頂まで担いで上がったというエピソードが残っています。
5.終わり
駅から城の往復で観光含めて約2時間ほど。
日本で唯一、山城の「現存12天守」。
動けるうちにぜひ行ってみてください!