【園田東】お手伝いをしよう!(させよう!) 2024年4月20日
こんにちは、園田東ゼミナールの山崎です。
今回はタイトル通り、お手伝いについて書きます。
日々、生徒を指導していて「お手伝い」をする(させる)ことは本当に大切だと思っています。
経験と理解
経験上ではありますが、「学力」と「お手伝い」には、はっきりと相関があるように思います。
これは所謂「お手伝いをするような“良い子”」だから「勉強ができる」とか、「勉強できる」から「お手伝いができる」ということを言いたいのではありません。
生活の中で様々なことを実感しているか、そうでないかによって知識が身につくかどうかに大きな違いがあるということです。だから「お手伝い」はしてきていないけど、勉強はできるという子どもはいると思います。想像力が高い(あるいは共通点を見つけ出す能力が高い)自分が経験していなくてもテレビやYOUTUBE、本で見て、家族がやっているのを見て、あるいは勉強の中で知識を得て、それを勉強に活かせるのだと思います。 だから勉強のできる子は「お手伝い」もやれば、おそらくできるでしょう。
水を火にかけてお湯が沸くのを見たことがなかったり、ペットボトルに水を入れて凍らせたことのない子どもにとって、沸点・融点を理解するのにかかる労力はそれらの経験のある子どもとどれ程違いがあるでしょうか?
1度でも経験があるかどうかで理解というのは全く違うものですよね。
家事は勉強がいっぱい
家事のなかでも特に「買い物」と「料理」は、勉強に直結するものが多いです。
算数:
およその計算:予算の中で買えるか?
比の計算:うちは◯人家族だから、レシピの◯倍必要
リットル・ミリリットルなどの単位
理科:
沸点・融点
溶解度:温めると砂糖がよく溶ける
有機物・無機物:砂糖を入れると焦げやすい
社会:
野菜の産地や旬
海外からの果物など
知らぬ間に勉強になっていることも多く、机に向かったときにも想像することがし易いです
入試で問われる学力とは?
中学受験や高校受験では大人が見れば、「こんなの常識やん!」と思う問題も多く出題されています。(例えば、近江が滋賀だと知らないと解けないなど)そのような問題は「え、こんなの小中学生知ってる?」とか「教科書に載ってないやん…小さく載ってるんや…」とも思います。もしかすると学校や塾で勉強をがんばるだけでは身につかない部分かも知れません。
そもそも入試とは、「多くの情報の中から正しいものを選ぶ」「常識と呼べるような知識が身についている」「言われたことを忠実に実行できる」というような能力を量って、そして現時点での能力別に生徒を分けて入学後に不足分を教育していく、というものだと思います。だから大人として知っておくべき、社会のこと、世間のこと、人間関係について、地球のこと、人類の歩み、などについて、知識と理解を測られるわけですから、お手伝いを通じて大人がやらないといけないことを実地で学んでおくことは、学力というか(あまり良い言い方ではないですが入試に有利)将来役に立つと思います。
お手伝いの範囲
勉強=大人になるための準備、だとすると子どもがやったほうが良いお手伝いの範囲というのも逆算的に見えてきます。
旅行の計画、遊びの計画、休日の過ごし方のプランづくり、家庭内のルールづくり、ゴミの分別、お小遣いの管理、プリント整理、部屋の片付け、洗濯(部屋干しするか外干しするか?)、掃除(重曹(アルカリ性)使うかクエン酸(酸性)使うか?)、買い物リスト作成、どこに買い物に行くか、どこに外食に行くか?(以前FPの方が、「お父さんもお母さんも今日は食事の用意をしたくない、◯人家族で予算◯円で夕飯をどこに食べに行くか?」と子どもに問うと言っていました。面白いですね)
同じ理屈で「旅行に行く」というのも、お手伝いではないですが経験として必要なことですね。
・18きっぷで関西から東京に行ったことがあれば静岡県の大きさは理解できるでしょう(高校生は是非18きっぷで旅をするように薦めています)
・このブログを書いているリアルタイムで、小6の娘からNYに引っ越した彼女の友達に会いに夏に旅行に行くという計画が妻からメールが来て(予算的に)戦々恐々しつつ、どのような経験をさせられるか思慮しています。
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園田東ゼミナール 塾長 山崎 智裕
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