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【立花ゼミ】課題を分離しよう③ 2024年3月7日

②の続き

では、「共同の課題」としない場合はどうするのか。

子どもに自分の行動の結末を体験させることになります。

 

今回の学校の課題の話であれば、

学校での先生からの注意や、居残り、通知表の評価など、

他者から評価されたことによる結果を体験してもらうことになるでしょう。

 

ここで注意しなければならないことは、

結末を体験させることの意味は、

自分自身には力がある、

周りの人は自分の味方である、

と感じることができるようにするためにあるということです。

結末を体験させた結果、

自分には能力がない、

周りの人は自分の敵だ、

と感じる可能性がある場合は、

親が率先して出ていく必要があります。

 

子どもの手に余る課題なのかどうか、

見分けは大変難しいですが、

子どもが困っていそうなときは声をかけ、

子ども側から頼ってくるのを待ちましょう。

不必要に手出し口出しをしすぎると、

子どもはいつでも親が助けてくれると考えて、

親に依存的になってしまうかもしれません。

その結果、自分に能力があると思えなくなる可能性もあります。

④に続く

参考 岸見一郎(1999)『アドラー心理学入門 -よりよい人間関係のために― 』 ベストセラーズ

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