2025.12.22
【園田東ゼミ】私立倍率で不安にならないで!
こんにちは、【尼崎市】にある、【園田東中】専門塾 園田東ゼミナールの室長 山崎です。
兵庫県では、私立高校の出願が近づいてきました。
そこで今回は【私立高校の倍率】について改めて解説します。
私立高校の倍率はなぜ高いのか?
毎年、私立高校の倍率が発表されると、受験生や保護者の皆さんから
「こんな倍率で大丈夫?」とよく質問されます。
確かに、公立高校に比べて私立高校の倍率は高く見えます。
しかし、その仕組みを理解すると「なるほど!」と納得できるはずです。
専願と併願の違い
- 専願:合格すれば必ずその高校に入学する。
- 併願:合格しても公立高校を受験する。
この違いが倍率の高さに大きく関わっています。
「戻り率」とは?
「戻り率」とは、公立高校を受験した生徒のうち、最終的に私立高校へ入学する割合を指します。
例えば、兵庫県全体では2025年度の公立高校全日制の実質倍率が 1.07倍 でした。
定員100名に対して107名が受験し、7名が不合格となる計算です。
つまり、公立高校を受験した107名のうち、私立高校に入学するのはわずか7名。
この場合の戻り率は 約7% となります。
私立高校の定員を満たすには?
では、私立高校の定員が150名の場合を考えてみましょう。
- 専願:50名(仮に全員合格として)
- 併願枠:残り100名
戻り率が7%だとすると、100名の定員を埋めるためには…
100 ÷ 0.07 ≒ 1428名
つまり、1428名を合格させて初めて、約100名が入学してくれる計算になります。
専願と併願を合わせると 1478名合格=定員の約9.8倍 もの合格者を出さなければならないのです。
倍率に惑わされないことが大切
この仕組みを知れば、私立高校の倍率だけを見て
「ヤバい」「絶対落ちる…」と不安になる必要はないと分かります。
大切なのは、
- 当日までにしっかり勉強して自信をつけること
- 体調管理を徹底すること
です。メンタルが弱ると免疫力も落ち、体調を崩しやすくなります。
このブログを読んで少しでも安心してもらえたら嬉しいです。
残りのラストスパート、一緒に頑張っていきましょう!
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