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小学英語は英会話より文法重視がいい理由

 

こんにちは!
今日は「小学英語は英会話より文法重視がいい理由」について書いてみたいと思います。

最近は「英語はとにかく会話から!」という声をよく耳にしますよね。テレビでも「聞いてマネして、楽しく覚えよう!」みたいな番組が多いですし、英会話教室の広告もあちこちにあります。確かにネイティブっぽく話せたらかっこいいです。でも、小学生の段階で本当に大事なのは「文法の基礎」だったりするんです。


よくある一般論として「英語は文法なんて気にせずに、とにかくしゃべるのが一番!」というものがあります。これって一理あります。スポーツだってフォームばかり気にしていると動けなくなるのと同じで、とにかく使うことが大切、という考え方です。

でも、これが小学生にそのまま当てはまるかというと、ちょっと疑問なんです。

なぜかというと、小学生はまだ日本語の文法すら完全には定着していないからです。例えば「主語・述語」といった言葉、学校で習ってもピンとこない子もいますよね。そんな状態で「英語はSVOだから…」といきなりやっても混乱してしまいます。


もう少し分かりやすい例を出してみます。

例えば「I play soccer.」という文。英会話重視だと「アイプレイソッカー!はい言ってみよう!」で終わってしまいがちです。元気に言えたら楽しいですが、子どもは「なんでIなの?」「playってなに?」「soccerが後ろに来るの?」という部分はスルーしてしまいます。

一方で文法重視なら、「Iは『わたしは』。playは『する』。soccerは『サッカー』。だから『私はサッカーをする』って意味になるよ」と整理できます。ちょっと地味ですが、これを積み重ねることで「英語はこの順番で並べるんだな」という感覚が定着します。

つまり、文法を意識することは「英語というパズルのルールを知る」ことに近いんです。ルールを知っていれば、知らない単語に出会っても「ここは動詞っぽいな」と予想できるようになります。


ここでよくある保護者の方の心配が、「でも文法ばかりだと、英語嫌いになるんじゃない?」というものです。確かに、難しい文法用語を並べてしまうと、小学生にはつらいです。「過去完了形」とか言われてもチンプンカンプンです。

ただ、文法重視といっても、必ずしも「難しいことを詰め込む」という意味ではありません。例えば「英語は“私は〜する”って言うとき、Iのあとに動詞を置くんだよ」とシンプルに伝えるだけで十分です。国語で「主語と述語が大事」と言うのと同じ感覚です。

要するに、小学生にとって大事なのは「ルールを分かりやすく伝えてあげること」であって、「丸暗記で会話フレーズを覚えること」ではない、ということです。


とはいえ、会話を全くやらないのももったいないです。子どもは真似するのが得意なので、簡単なフレーズを口にすることで英語に親しむ効果はあります。だから理想は「文法をベースに、会話を少しずつ取り入れる」ことです。

例えば「I like〜」という文法を学んだら、「I like apples.」「I like soccer.」と実際に言ってみる。そうすると、ルールを知っているからこそ応用できる楽しさが出てきます。


というわけで、小学英語は「英会話重視よりも、まず文法の基礎を身につける方がいい」というのが私の考えです。ルールを知ることで、自分で文を組み立てられるようになりますし、その後の中学英語にもスムーズにつながります。

もちろん「英語が楽しい!」という気持ちも大事なので、遊びやゲーム感覚の会話練習と組み合わせるのがベストです。

最終的には、「ルールを知っているからこそ自由に話せる」状態を目指すことが、一番気持ちが楽になる英語学習だと思います。


それでは、今日はここまで。
次回は「小学生が英語を嫌いにならないための工夫」なんてテーマも面白いかもしれませんね。

読んでいただきありがとうございました!

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