テスト後の声掛けNGはこんな言葉!
こんにちは!
今日は「テストが終わった後、ついやってしまいがちな“NGな声かけ”」についてお話しします。保護者の方なら誰でも一度は経験あるかもしれません。「もっと点とれると思ったのに…」「次こそ頑張ろうね」と励ましたつもりが、なぜか子どもの顔がどんより曇る…なんてこと、ありませんか?
まず、よくあるNGワードその1。「なんでこんなミスしたの?」です。これは“よかれと思って”つい言いたくなる言葉の代表格です。実際、「ミスに気づいてほしい」「次に活かしてほしい」という親心なんですよね。でもテスト直後の子どもは、すでに自分のミスや点数にショックを受けていることが多いです。そのうえで責められると、やる気の火がプスッと消えてしまう危険があります。
続いてNGワードその2。「次はもっと頑張ろう!」です。一見ポジティブに聞こえますが、実はこの言葉、「今の努力じゃ足りないってこと?」と子どもは受け取ることが多いです。特に本人なりに頑張ったときほど、「また頑張れって…」と疲れてしまうことも。
もう一つ気をつけたいのが「○○ちゃんはもっといい点だったらしいよ」という比較系の声かけです。たとえば兄弟やクラスメートの名前が出てきた瞬間、「自分はダメなんだ」と自己否定モードに入りやすくなります。比べられて嬉しい子は、まずいません。
とはいえ、「全部ナシ!」となると、どんな言葉をかければいいか迷ってしまいますよね。「点数に触れずに会話をするなんて、どうしたらいいの?」と感じる方も多いと思います。
ここでオススメなのは、「テスト、おつかれさま!」の一言から始めることです。まずは結果よりも、テストを受けきったこと自体を労ってあげることが大切です。人間、疲れているときに説教されるのは大人でもつらいものです。あとは、子どもが自分からテストの話を始めたら、そのとき初めて「どこが難しかった?」とか「一番悔しかったところはどこ?」と問いかけてみるのもいいですね。
もう一つ、少しユーモアを交えて「点数が出てからのおやつタイムは、どんな時でもOKだよ!」なんて軽い声かけも効果的です。家庭の中でテスト=“親子の緊張タイム”ではなく、“普通のイベント”として受け止めてもらうことも、子どもの気持ちを楽にします。
「でも、点数が悪いと心配で…」という保護者の方の気持ちも、すごく分かります。とはいえ、テスト直後は“分析”よりも“休息”が優先。冷静に振り返るのは翌日でも遅くありません。
というわけで、テスト後にやりがちなNGワードは「なぜできなかったの?」「次こそ頑張ろう」「誰々はどうだった?」など、プレッシャーや比較を感じさせる言葉たちです。まずは「お疲れさま!」で一呼吸。それだけで、子どもの自己肯定感も親子関係もぐっと守れるはずです。