学習指導要領の学習姿勢が評価から外されることに!
こんにちは!
今日は「学習指導要領で“学習に取り組む姿勢”が評価から外されるって本当?」という、ちょっとビックリするようなテーマについてお話しします。保護者の方の中には、「え、それって子どもの頑張りが認められなくなるの?」と不安になった方もいらっしゃるかもしれません。
まず、最近話題になっているのが、「学習に取り組む態度(姿勢)」の評価方法が大きく変わる、というニュースです。これは2025年度以降の新しい学習指導要領で予定されていることで、これまで通知表でよく見かけた「意欲的に学習に取り組んでいるか」「宿題をきちんとやっているか」「授業にまじめに参加しているか」といった項目が、成績評価の対象から外れる方向に進んでいます。
一般的には「努力する子を評価するのは当たり前」という空気が日本社会には根強いですよね。小さい頃から「コツコツ頑張ることが大切」と言われて育ってきた大人も多いはずです。そのため、「頑張りが点数にならなくなるなんて、やる気を失う子が増えるのでは?」という声が出るのも無理はありません。
でも、この「姿勢を評価から外す」というのは、子どもたちに“頑張らなくていい”と言っているわけではありません。むしろ逆で、「頑張り」という曖昧な基準ではなく、どんな力がついたか、何ができるようになったか、という“学習の中身”そのものをもっと正確に見ていこう、という発想です。
たとえば、今までなら「授業中きちんと座ってノートを取っていたらよい評価」だったかもしれません。でもこれからは「ノートを取った上で、内容をどれだけ理解し、使えるようになったか」が大事になります。ちょっと厳しい気もしますが、「見た目の頑張り」だけじゃなく、本当に“力がついているか”を見ていこう、という流れです。
よくあるアドバイスで「とにかく真面目に取り組めば大丈夫」というものがあります。もちろん、態度が大事なのは変わりません。でも、形だけ真面目に見えていても、実は授業内容が全然頭に入っていない…というパターン、身に覚えのある方もいませんか?私も学生時代、手は動かしているのに頭はお昼ごはんのことを考えていたこと、何度もありました。
こうした“形だけ”の評価を減らして、本当に理解したり考えたりした結果を評価するようにする。これが新しい学習指導要領の狙いです。とはいえ、子どもによっては「先生に褒められるから頑張れたのに」というケースもあります。全部を一気に“中身重視”にすると、逆にモチベーションが下がる子も出てくるかもしれません。
ですから、家庭でできるサポートとしては「評価されなくても、よく頑張っていたね」と声をかけることです。評価基準が変わっても、「努力したこと」は必ずどこかで力になります。通知表だけを見て一喜一憂するより、子どもの成長そのものに目を向けてあげる。これが、これからの時代にぴったりの親の関わり方かもしれません。
最後に、評価が変わっても「学習の姿勢」は人生全体で大きな武器です。例えば社会に出てからも、自分で考えて動ける人が求められます。形のある評価が減っても、地味な努力はちゃんと実を結びます。焦らず、のんびり応援していきましょう。
というわけで、「学習姿勢が評価から外れる」という話題には驚きもあるかもしれませんが、子どもたちが本当に身につけた力を大切にする新しい時代が始まる、と前向きに受け止めていただければ嬉しいです。