【百道ゼミ】百道ゼミ塾長のつぶやきvol.4~福岡県の公立高校の合否判定の大きな特徴~
こんにちは(^^♪
福岡市早良区にある百道中専門塾の
百道ゼミナールの三谷(みたに)です。
福岡県の公立高校の合否判定の大きな特徴は
“調査書”と“学力検査”という二つの柱が
決定要因になります。
まず、入試当日の学力検査の結果、
これは1科目60点満点で、5科目合計300点満点ですが、
この結果を得点順に序列します。
次に調査書の3年評定数値の合計、
この数値は1科目5点、9科目合計45点満点です。
この数値も実得点と同様に全受験生について序列します。
そして両方の序列とも一定数(おもに募集定員ということになるのですが)
その枠内に入っている受験生をA群とし、
その枠に入らなかった受験生をB群とします。
A群に入った受験生に関しては調査書の内容に
特に支障がなければ入学予定者となります。
年度によって多少の変化は当然ありますが、
ほとんどの高校は定員の6割前後がこのA群の枠に入ります。
定員320名の高校を例にあげれば200名前後になります。
次に推薦・A群を除く残りの定員の約3割が
B群受験生の中から選抜され定員を埋めていくというかたちになります。
ここでは調査書の全ての記載事項が総合的に
判断され決定されるしくみです。
このとき各高校の特色のある選抜が行われます。
例えば実得点を重視する高校もあれば、
内申点に重きをおく高校もあります。
でも逆に言えばA群に入ってさえいれば
調査書に関しては評定の数値以外はほとんど関係ないともいえます。
よく、生徒会に入っているから合格しやすいとか、
部活をやっていないから不利だとか、
ボランティアは注目されるだとか、
お子さもたちの間でいろいろなうわさを耳にしますが、
それはB群受験生の選抜時のときのことなのです。
したがって、私どもの進路指導もこの二つの大きな柱の両方を
しっかりと見つめたうえでのアプローチとなります。
どちらもA群に入れるような数値をそろえて初めて
保護者の方に“大丈夫です。合格できます。”と言えるわけです。
百道ゼミナールで一緒に頑張りましょう!!