「長文が苦手です」「文章題になると解けません」の正体
まあ、これを生徒本人が言っているとして、自分なりにまがりなりにも
自己分析をしたのだから、その点は肯定的に受け止めてよいでしょうね。
これを保護者の方が言っているとして、いや、生徒本人が言っていても同じですが、
「それはなぜだと思いますか?」と問うたら、どのように返すのでしょうか。
「読書量が足りないから」とか「解き方のコツを習ってないから」とかでしょうかね。
もし、読書量が足りないとおっしゃるのが保護者の方であれば…
私から差し出がましくも助言するとすれば、「保護者の方はおうちで本を読んでいますか?」
「我が子に『オススメの本は?』と聞かれて即答できますか?」とまあ、このあたりでしょうかね。
「解き方のコツを習っていない」について、
まず、そもそも「そんなもの」が存在するのかどうか疑わしいのですよねー。
生徒たちは、いや、ときに保護者の方でさえ、
教師を魔法使いかなにかと勘違いでもしてらっしゃるのでしょうか。
いいですねー、ホーリーアップ!! と唱えたら答案用紙がびっしり埋まる魔法。欲しい。
即効で長文がみるみる解けるようになる魔法の講座を受けたいなら、
そんなのうちはやっていませんから、そんな怪しい特効薬を売りつけている、
よその詐欺師にどうぞ騙されていてください。
少しだけ話がそれるのですが、そもそも、この「習っていません」とは何事でしょうか。
このセリフは「習った事はすべて正しく覚えている」人が言うのなら意味はあるでしょうが、
そんな人間はいませんので、つまり、このセリフはロボットが言いでもしないかぎり、不成立。
この世界に存在しない言葉なのですよ。
ちょうど、「消しゴムどっかいった」とよく似ている気がします。
主語を自分にしない、責任転嫁、要するに、「他人のせい」です。
自分が消しゴムをどっかにやったのです。あまりにも当たり前ですね。
「習ってない」ではなく、「自分が教科書を読んでいない」のです。至極当然です。
さて、閑話休題。「長文が苦手」「文章題が解けない」の正体…
いたって単純極まりない答なのですが…
知りたい方は直接私に会いに来てください。
とまあ、話そらしておいて、肝心の本題は多くを語らないというスタイルです。
とはいえ、逸れた話の方、非常に重要なことを実は言っていますよ。
『「習ってない」ではなく、「自分が教科書を読んでいない」』
これはよく噛みしめてほしいと思っています。
というのもそうすれば、おのずと表題の答は明らかになってくるからです。
よければ、答え合わせしにきてくださいね☆
待っていますよ(*^^*)