一番重要な科目
すべての教科の中で1番大切なのは国語です。しかし、1番実力がつきにくいのも国語です。
多くの塾では国語を教えたがりません。時間もかかりますし、国語の力がついたかどうかも非常にわかりにくいからです。そもそも国語を教えれる先生も少ないので、教科書ワークをやらせて国語の授業とか、漢字を少し覚えさせて国語の授業とか、いっている塾もあるようです。
短期間に成績アップすると一般的に生徒も親も喜びます。そういう観点から見ると国語は一番効率の悪い科目になります。だから塾としては積極的に教えたがらないというのもあります。
それはそうと・・・結局理科や社会で文章を読んで何を聞かれているかがわからない生徒と言うのは主語と述語がわかってないんです。
以下の問題でちょこっと説明してみましょう。
クロワッサンの1個の重さ15グラムは、食パン1枚の重さ18グラムより少ないですが、食パン1枚の重さより10グラム少ないコッペパン1個の重さより何グラム多いでしょう?
という問題があったとします。
主語は「クロワッサン15グラム」です。述語は「コッペパン1個より何グラム多いでしょう」です。コッペパンは8グラムです。主語と述語に注目できると「15グラムは8グラムより何グラム多いでしょう」となります。これなら100%正解できます。
しかし、主語と述語に注目できない生徒は、どこかで読み間違えをしていたり、何を聞かれているかが分かってなかったり、適当に数字を足したり引いたりしてスカタンな答えを書きます。結構多い間違いが「8グラム」という答えです。18-10をしただけの答えです。
今は主語はどれ?述語はどれ?と。注意を喚起させたから注目できるのであって何も言わなければきっと考えません。いちいち主語と述語が何か注意して読まなくてはわからないといちいち問題を読むのもしんどいし、時間もかかるし、めんどくさくなってそのうち主語と述語に注目しなくなってしまいます。
なので最初はしんどいかもしれませんが、ナチュラルに主語と述語を見抜けるようになるまでしつこく練習して、それが癖になってしまったらその後の文章読解がとても楽になります。なので、そういう役にたつ癖を小学生の時からつけませんか?とめ塾では提唱しています。
その練習をするのが小学5年生6年生にやっている「国語力倍増講座」です。