大学推薦入試「出願書類でよくある疑問」Part3「志望理由書と自己推薦書って何が違うの?」|総合型選抜・推薦型選抜|KOSSUN教育ラボ
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こんにちは!
KOSSUN教育ラボ|総合型選抜(AO入試)推薦入試専門塾 副代表の西村です。
今回は大学推薦入試の「出願書類でよくある疑問Part3」の解説をします。
【出願書類でよくある疑問Part3】
「志望理由書と自己推薦書って何が違うの?」
志望理由書は「自分がその大学に入りたい理由や意志を説明する文書」です。
自己推薦書は、「大学に対して自分をアピールする文書」です。
前者は「なぜ入りたいのか」を中心に述べるのに対し、後者は「なぜ入れるべきなのか」を述べます。
また、それぞれどこに力点を置いて書くかも異なります。
志望理由書は、「過去<未来」。
自己推薦書は、「過去>未来」。
つまり、志望理由書は、これまで取り組んできたことよりも将来のことに多くの文字数を割きます。
自己推薦書は、その逆で将来のことよりも、これまで取り組んできたことに多くの文字数を割きます。
ただし、これはあくまでもバランスの問題であって、制限字数によっては、志望理由書であっても自己PRを、自己推薦書であっても志望理由を、何らかの形で入れ込みます。
さて、「志望理由書の出来で合否が決まる」といわれることがあります。
出願書類の核となるのは、紛れもなく「志望理由書」です。
その理由は大きく3つあります。
第一に、書類審査の中核を担うからです。
多くの大学で志望理由書は一次審査を兼ねていますが、中には一次選考をせずに願書と一緒に志望理由書を出せば、全員面接を受けられるところもあります。
字数は大学によって異なりますが、短いところでは300~400字程度。
大体、1000字前後がボリュームゾーンといったところでしょうか。
長いところでは2,000字以上の分量が求められることもあります。
第二に、この中から面接で質問されるからです。
面接官は志望理由書を読みながら、疑問に思ったことを質問します。
あなたも志望理由書に沿った矛盾のない回答を心がける必要があります。
そのため、志望理由書は出したら終わりではなく、コピーを取っておき、しっかりと想定問答をシミュレーションしておくことが求められるのです。
第三に、あなたの人生の羅針盤になるからです。
KOSSUN教育ラボでは、志望理由書を「人生の設計図」と定義しています。
志望理由書を練るという作業を学びの過程として捉えることで、志望理由書を作成するプロセス自体にも意味を見出すことができます。
いざ、志望理由書を練りはじめると、迷いや壁にぶつかります。
さらには、志望理由や研究という枠を超えて、あなたの価値観や生き方といったものにまで思いを馳せる場合もあるでしょう。
そのプロセスを「学ぶ機会」として活用することで、あなたの受験は単なる「点」ではなく、未来へと続く、「線」になるのです。
「志望理由書は『未来』に、自己推薦書は『過去』に重点を置く」
次回からは大学推薦入試の「出願書類でよくある疑問Part4」を解説します。
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