今やっている勉強って、将来役に立つんですか
2024年を迎えました。気持ちも新たに良い年になるようにと願って迎えた元旦に大きな地震がありました。大阪でも不安になるような揺れを感じたくらいですから、被災地での揺れはどれほどであったかと想像します。一日も早い復興と被災された方をお見舞いいたします。
お子さんの将来を考えても昨日まで想像できなかったことが、起こり、その時にどう生きていくかが問われる世界になっていきます。
塾で勉強を頑張ることと考え方や習慣を少しだけ進化させて
「生き抜く力を付ける」お子様を育てるスクールにしていかなければと強く感じます。
本年もよろしくお願いいたします。
生徒にしばしば
「先生、今やっている勉強って、将来役に立つんですか?」
と質問?されます。
保護者の方も同じ質問をお子さんからされたことはないですか?
そして、どうお答えになられていますか?
現在の日本は、結果思考の世の中になってしまっています。
どういうことかと言いますと、
「何かをすれば必ずそれに伴う対価が得られる」という考え方です。
生徒が「先生、今やっている勉強って、将来役に立つんですか?」
と尋ねるのは
「先生、こんなにしんどい思いをして勉強してんねんから、当然いいことあるよね」
「もし今やっている勉強に意味ないんやったら、やる意味ないでしょ」
と言いたいわけです。
結果思考で考えると
今やっている(やらされている)勉強が将来役に立つか?というと立ちません。
方程式を解けることも
犬をdogと覚えたことも
徳川家康が江戸幕府を開いたことも
何も役に立ちません。
学校で習う勉強なんてそんなものです。
しかし、です。
方程式が解けなくて、何度も何度も練習したこと
単語を冬期講習で200語覚えられるようになったこと
は、とてつもなく大きな力になります。
出来なかったことを解決する力、解決できる力
を付けた大人になるのと、放置したまま大人になるのでは、大人になってからもどれだけ差が開くのでしょうか?
試験前に目標を決め計画を立て、眠い目をこすりながらやった試験勉強
それでも、目標点に達せずに流した悔し涙や
やっと、目標点をクリアしたときの喜び
は、社会に出て仕事を任されたときの礎になるのではないでしょうか?
集中力、本を読む力、自分の考えをまとめ発表するプレゼンテーションの能力
全てが、10代だからこそ大きく伸びる力です。
そして、特に大事な力、継続の力
を塾とご家庭とで作っていけたらと考えます。
自分の大事にしている井上 靖さんの名言
努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る
本年もお子さんと一緒に
希望を語れるようになっていきます。
どうぞよろしくお願いします。