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学研の「科学」と「学習」と言う雑誌があって、私はどちらかだけを買ってもらえることになっていました。
「科学」のほうが実験の付録がついていたので子供には人気でしたが、親は「学習」の方を買ってほしそうでした。
それで私は交互に買ってもらっていたように思います。
小一のときは的屋のような人が、校門の近くで売っていました。いつ来るかわからないのでいつも小銭を持っていたっけ。
二年生以降は、主婦のアルバイトが訪問販売をするようになりました。
「まだかなまだかな。学研のおばちゃんまだかな」と言うコマーシャルソングを今でも歌えます。
その後書店で売られるようになり、いつの間にか買わなくなったような気がします。夏休みに向けて発売される「学習」の「読みもの特集号」は毎年買ってもらっていたと思います。いつもより分厚く物語が何十も載っているのですが、あっという間に読み終った記憶があります。
小学館の「小学〇年生」という、いわゆる学習雑誌を毎月買ってもらっていました。学年ごとに出ていたのですが、現在はそうではなく、まとめて「小学生」というのに代わっているようです。
商店街には古くからあるような書店のほかに、新しくきらびやかな書店がオープンしました。
そこで私はお小遣いで、マンガを買っていたように思います。
壁際には、図書館にあるような児童書も売っていましたが、高くてあまり買えませんでした。
江戸川乱歩の「電人エム」は買った記憶があります。
ところがあるとき、大人向けの本も見てみようと思って、うろうろしているときに発見したのです。
小ぶりの本が並んでいる棚があって、手に取ってみると、値段が安かったのです。
これならお小遣いで買える! 私は驚きました。子供向けの本より大人向けの本の方が安かったのです。
文庫本ですね。
私が最初に買ったのは、新潮文庫の「奇岩城」でした。
小学校の図書室で読んでいた、ルパン物のつづきでした。
子供向けのリライトよりも、面白く感じました。
次に買ったのは、同じ堀口大學が翻訳した「黄色い部屋の秘密」でした。
私はなるべく薄い文庫を買うようにしました。薄い方が安かったからです。
当時私のお小遣いは週200円で、それで薄い文庫なら買えたのです。
次に買ったのは新潮文庫の「郵便配達は二度ベルを鳴らす」でした。
何度も映画化されている名作ですが、小学生の読む本ではありませんね。
でも、読んだのだから仕方ありません。
そしてものすごくおもしろく感じました。「ハードボイルド」と銘打っていたので、そのあとチャンドラーやハメットも少し読みましたが、ちょっとテーストが違いました。
むしろ、カミュの「異邦人」の方が近いように思いましたね。
というわけで小6のころに読んだ、ミステリのベストは「郵便配達は二度ベルを鳴らす」だということにします。
そのあとは、創元推理文庫の「世界短篇傑作選」(江戸川乱歩編集)などを読み、ミステリをどんどん読むようになったのですが、そのあたりはまた別の話で。
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学研の「科学」と「学習」と言う雑誌があって、私はどちらかだけを買ってもらえることになっていました。
「科学」のほうが実験の付録がついていたので子供には人気でしたが、親は「学習」の方を買ってほしそうでした。
それで私は交互に買ってもらっていたように思います。
小一のときは的屋のような人が、校門の近くで売っていました。いつ来るかわからないのでいつも小銭を持っていたっけ。
二年生以降は、主婦のアルバイトが訪問販売をするようになりました。
「まだかなまだかな。学研のおばちゃんまだかな」と言うコマーシャルソングを今でも歌えます。
その後書店で売られるようになり、いつの間にか買わなくなったような気がします。夏休みに向けて発売される「学習」の「読みもの特集号」は毎年買ってもらっていたと思います。いつもより分厚く物語が何十も載っているのですが、あっという間に読み終った記憶があります。
小学館の「小学〇年生」という、いわゆる学習雑誌を毎月買ってもらっていました。学年ごとに出ていたのですが、現在はそうではなく、まとめて「小学生」というのに代わっているようです。
商店街には古くからあるような書店のほかに、新しくきらびやかな書店がオープンしました。
そこで私はお小遣いで、マンガを買っていたように思います。
壁際には、図書館にあるような児童書も売っていましたが、高くてあまり買えませんでした。
江戸川乱歩の「電人エム」は買った記憶があります。
ところがあるとき、大人向けの本も見てみようと思って、うろうろしているときに発見したのです。
小ぶりの本が並んでいる棚があって、手に取ってみると、値段が安かったのです。
これならお小遣いで買える! 私は驚きました。子供向けの本より大人向けの本の方が安かったのです。
文庫本ですね。
私が最初に買ったのは、新潮文庫の「奇岩城」でした。
小学校の図書室で読んでいた、ルパン物のつづきでした。
子供向けのリライトよりも、面白く感じました。
次に買ったのは、同じ堀口大學が翻訳した「黄色い部屋の秘密」でした。
私はなるべく薄い文庫を買うようにしました。薄い方が安かったからです。
当時私のお小遣いは週200円で、それで薄い文庫なら買えたのです。
次に買ったのは新潮文庫の「郵便配達は二度ベルを鳴らす」でした。
何度も映画化されている名作ですが、小学生の読む本ではありませんね。
でも、読んだのだから仕方ありません。
そしてものすごくおもしろく感じました。「ハードボイルド」と銘打っていたので、そのあとチャンドラーやハメットも少し読みましたが、ちょっとテーストが違いました。
むしろ、カミュの「異邦人」の方が近いように思いましたね。
というわけで小6のころに読んだ、ミステリのベストは「郵便配達は二度ベルを鳴らす」だということにします。
そのあとは、創元推理文庫の「世界短篇傑作選」(江戸川乱歩編集)などを読み、ミステリをどんどん読むようになったのですが、そのあたりはまた別の話で。
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