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 川浦教育システム 塾ブログ

2019.11.15
日本人がノーベル賞を受賞 吉野 彰 氏・・・・化学賞

 スウェーデン王立科学アカデミーは、10月9日、2019年のノーベル化学賞を、スマートフォンや電気自動車(EV)に搭載するリチウムイオン電池の開発で主導的な役割を果たした、旭化成の吉野彰(よしの あきら)名誉フェロー(71)に授与すると発表しました。世界の人々の生活を変え、ITをはじめ産業の発展に貢献した業績が評価されました。

 日本のノーベル賞受賞者は、昨年(2018年)の本庶氏(生理学・医学賞)に続くもので、歴代合計で27人となりました。ノーベル賞授賞式は、12月10日にストックホルムで行われます。下記は、歴代の日本人ノーベル賞受賞者27人のリストです。



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今月のことば

失敗しないと絶対に成功はない・・・吉野 彰さん

  今年のノーベル化学賞に決まった旭化成の吉野彰名誉フェロー(71)は、教授を務める名城大で受賞決定後、初めて講義しました。大学院生向けで、テーマは授賞理由になったリチウムイオン電池の開発の歴史でした。成功の前に3度、プロジェクトが実らなかった自身の経験から「失敗しないと絶対に成功はない」と説きました。

 リチウムイオン電池は、吉野さんが取り組んだ4つ目の研究テーマでした。それまでに手掛けた3つは実用化に至らず、「研究を世の中に広めて世界を変えられる」と夢を抱いた吉野さんにとって不本意な結果でしたが、失敗から得た教訓が画期的な発明に導きました。

 京都大大学院の修士課程を修了した吉野さんは1972年、旭化成に入社。「企業は実際の製品にして世の中に広められる。大学の研究に比べると活気があり、やりがいがあると感じた」といいます。しかし、1981年にリチウムイオン電池の研究に着手するまでの約10年は「1人でちょこちょこやってみて、だめだったら次のテーマに行くことの繰り返し」でした。それでも吉野さんは「技術が足りないとか、将来のマーケットを読み違えたとか、当然原因はあった」といい、教訓を拾い上げることを忘れませんでした。

 失敗の中で鍛え上げられたのは、社会で求められる技術の流れを読む力で、「匂いみたいなもの」だと言います。開発当時に大きな市場を誰も予想しなかったリチウムイオン電池は、通信技術や半導体技術の進歩と相まって、またたく間にIT革命の立役者となりました。

 「ITに続く次の革命は地球環境革命。今はIT革命前夜と同じ雰囲気がプンプンしている」と吉野さん。「バッテリーを積んだ自動運転の車が世界に広まれば、それが電気をためるインフラとなる」と指摘します。社会が変わる中で、どのようなリチウムイオン電池が必要なのかニーズの見極めが重要だとし、「そこに向けて技術を改良していかないといけない」と強調しました。

◇吉野 彰(よしの・あきら): 昭和23年大阪府生まれ。47年京都大学工学研究科石油化学専攻修了後、旭化成工業(現・旭化成)に入社。60年リチウムイオン電池の基本概念を発表。平成29年から同社名誉フェロー。名城大学大学院理工学研究科教授。日本国際賞をはじめ数々の賞を受賞。

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